マイホーム購入

携帯の更新月が近づいたので、とうとうスマートフォンに買い替えることになった。5年使った携帯には、その前の機種から引き継いだ、子供たちが幼稚園の頃からの写真がたくさん残っている。

お気に入りだけ残しているので、どの写真もかわいい。今や中高生の息子たち。大きく成長し、可愛くないこともたくさん言うけれど、まだまだ私にとって、大事な大事な宝物に変わりはない。

それでも、小さなころの写真を眺めていると懐かしくて、可愛くて、涙が出てくる。そんな写真を次々めくっていたら、本当に懐かしい写真が出てきた。

家を建てる前の土地の写真。下の息子の手を引いて、広告の住所から探し出した売地に着いた時、主人にメールをした写真。

ゴミが落ちていたり、草や木が無秩序に生えている、住宅街に残された小さな土地の状態に、思わず笑ってしまったあの時を思い出した。

「これはないよね~。」ってメールした土地に、運命だったのか、半年後には家を建てていて、あれから10年。

あんな土地だったのに、今は楽しい我が家が建っていて、あんな土地の面影はまるっきりない。子供たちは地鎮祭をしたり、建築途中の家に入った記憶はあるのだろうか?

小さな我が家は、現在、大きな息子たちで飽和状態。

収まり切れない子供部屋は汚部屋になりつつあるけれど、あと2年もしないうちに息子たちは次々巣立っていくかもしれない。ぎゅうぎゅう詰めの小さな家は、もうあと少しで夫婦二人になるのかもしれない。

そんなことを1枚の写真を見て考えた。「小さな家でいいんです。みんながくっついて暮らす、シンプルな家を建ててください。」あの時の注文は正解だった。

この10年、みんなでくっついて楽しい毎日だった。この土地に出会えてよかった。ここで、息子たちを育てることができてよかった。

でも、そろそろ、次の生活をイメージしなければいけないようだ。この家で、息子たちが巣立った後のこの家で、どう暮らそうか。

シンプルに建てたから、どんな生活にも対応してくれるだろう。次の休みに、そんな話を主人にしてみようと思う。